リノベーション グランプリ2019 

froghouse/ 9月 14, 2019/ top

リノベーション業界のM−1「リノベーション グランプリ2019」無差別級にフロッグハウスの設計・施工の案件がエントリーしました。

【6回の連続ゼミ開催】

フロッグハウスとしては、初のエントリー。

連続ゼミ(ワークショップ)を通じて、参加者の気付きや要望を図面に予算内で落とし込みました。

 

【機械室の移動】

施設は大きく分けて3つのエリアがあります。

一つは機械室。ここは大型のコピー機や織り機なども多数。

北欧の図書館で同じような取り組みをしたところ、デザインリテラシーが上がり、街がデザインで溢れて活気付いたそうです。

機器は以前から施設にあったものを移転しました。作業机兼資材置き場(紙など)は新しく造作で作ったところ、動線や作業効率が格段に上がったと喜んで貰えました!


ちなみに、フロッグハウスの会社紹介のリーフレットもここで折りました。

解りにくいかもしれませんが、コレは「均等な3折り」ではないんです。

なので、ネットの印刷業社さんには断られたのですがここの折り機で折る事が出来ました。

【使う人が主役になれる大勢で使えるメガ・キッチン】

隣にあるのがキッチンスペース。

モールテックスという左官材料で大型のキッチンを造作しました。

印刷室にもオープンスオペースにも面しています。使用者の人種も年齢層も多種多様。

以前にシェア・アパートメントで作ってコミュニティーが活性化した成功体験がありまして、今回も施設の中央にキッチンを据えました。

運営サイドとしても、「何に困ってるの?」「そういう事なら、あの人に相談したら良いよ!」といったコミュニティー形成を、自然なカタチでサポートするという側面も期待しました。

【施設の中央にキッチンを据えたい】

問題点は「給排水をどうするか?」でしたが、調査の結果は排水を地下室の天井裏に抜けさせれば解決と判明。施設所有者の芦屋市に相談したところ床のコア抜き(穴開け)は「鉄筋を切らなければOK」という判断だったので、レントゲンで調査して穴開け場所を決めました。

【プレイヤー出現 持ち込み企画増加】

キッチンスペースでは薬膳料理の教室なども開催されています。

施設が出来上がるのを待ち構えていてくれた方もおりまして、予約は来年4月まで一杯の「満員御礼」です。

利用者数も月間1500〜1700人ぐらいだったのが、今も2200人越えで1.5倍。数字でも表れてるそうで嬉しい限りです。

【オープンスペースの可能性】

最後の3つ目のスペースがオープンスペース。

カフェで買ったコーヒーを飲みながらちょとした仕事をする事も出来ますし、打合せにも使えます。宿題をする学生の姿も見えるんだとか。高校生やママさんなどの以前は利用しなかった若年層の利用が特に増えたそうです。

高齢者層は「そんなカッコイイスペースって必要?」と言う風に最初こうしたスペースを斜に構えて見ていたそうですが、出来たら意外に使ってくれたんだそうな。

「利用者に認知されてコミュニティーが形成されるまで、1〜2年は掛かるかな?」っと思っていましたがいきなりのブレイク。ソフト面を運営者のNPO団体さんが主体的に動かしてる事が大きいと思います。

カフェスペースを通じて機械室とオープンスペースの互いの様子が解るようになっておりまして、お互いの利用者が行き来を初めるなどの相乗効果が生まれてるそうです。

【公共施設のバージョアップ】

ちなみに連続ゼミの最初に講演して頂いたコミュニティーデザイナーの山崎亮さんによると「デザイン」とはその昔・・19世紀のイギリスで公害が社会問題となった時に、窓を開けなくても景色を楽しむ為に緑を施した壁紙を貼ったのが最初だとか。つまり、社会的問題の解決の手法の一つとして「デザインする」という事が産み出されたはずだったそうですが、20世紀の大量消費社会で「新しい商品を売る」為の手段に徐々に置き換えられたそうです。

芦屋デザインセンターが、このまま順調に本来の意味での「デザイン」が生まれるスペースに育って行ってくれれば嬉しい。

そして、公共施設はこうしたバージョンアップを経れば街はもっと元気でオモシロくなる!

っという想い込めて「公共施設ver3.0」というタイトルでエントリーしました。

もし良ければ下記サイトよりハートボタンをクリックしてくれれば有り難いです。

https://www.renovation.or.jp/app/oftheyear/2019/635

(人気投票でグランプリを決める訳ではありませんが、審査の一つになるそうです)