補助金のハナシ
住宅省エネキャンペーン2025が今年も始まりました!
改装内容に応じて補助金が貰えるこちらのキャンペーン。リノベ内容にもよりますが30ー50万円くらいの補助金が貰えます。
2023年、2024年と実施されて今年も継続されて来ました。
何度かフロッグハウスでも紹介させて貰っていますが、毎年ちょっとづつ変わって来ています。
改めて今年の補助金についてお伝えしたいと思います。
(以下のお話は、「リフォーム・リノベーションのケース」に限定しています)
まずは子育てグリーン住宅。
実はこちらの補助金、「子育て世帯でなくても申請できます」。
#なんでこんなわかり難い名前にしたのか?担当者に聞いてみたい。
実際に賃貸住宅から再販物件、80代の方までしっかり頂いています。
また、昨年までは「子育て世帯であれば金額の上限が上がる」という特典もあったのですが、今回はそれすらもありませんでした。
(リフォーム・リノベーションにおいての場合。)
対象要件は次の通りです。
①開口部の断熱改修
②躯体の断熱改修
③エコ住宅設備の設置
①〜③のうちの必須工事を2つ以上行った場合、補助金の対象となります。
※同一カテゴリーの中で2つ以上
注意しなくてはいけないのがここでして・・
以前は必須工事が一つで良かったのに、今年からは2つ以上になりました。
例えば、リノベ時にほぼ必ず行われる「水栓の交換」や「トイレの交換」を行えば「エコ住宅設備の設置」に該当して要件はクリア出来ていたのですが・・
(節水型でなくてはならず、設置する商品がこちらの補助金に該当する商品か?検索は必要です。)
今年からは「2つ以上」となりましたので、開口部の断熱改修や躯体の断熱改修が必要になりました。
躯体の断熱改修は使われる断熱材の使用量や性能、箇所(外壁 天井 床)によって金額は変わります。
最低使用量は昨年より多くなりましたが、金額もアップしました。
例えば、団地で外壁面に吹付の断熱を施工した施主さんは場合は169,000円頂けました。
こちらは、「断熱工事を補助金でまかなえる」という程ではありませが・・
どうせするなら、貰っておきましょう!というところです。
ちなみに、内窓はより補助率の高い「先進的窓リノベ」の補助金に申請しても、カウントしてくれるそうです。
こちらも同じく、窓の大きさいや性能によって補助金の金額は違いますが・・
「同じ性能の窓」でも補助金の提出先によって金額が変わるので注意が必要です。
「先進的窓リノベ」は、より断熱効果の高い「Low-eガラス」を使用したり高性能な窓の使用を求められますが、金額の上昇を上回る補助金額なのでフロッグハウスでは先進的窓リノベに申請する事をお勧めしています。
#要するに、高性能なのに値段も安くなる
内窓の設置は施主さんの満足度も高い上に、補助金もたくさん頂ける(掃き出し窓 2つ 腰窓3つで約20万円とか)ので強くお勧めです。
音も静かになるし、明石ー神戸の気候だと結露もほぼ止まります。
(結露は相対的なものなので「絶対」は言えませんが、築古マンション・明石在住内窓使用7年目の私の経験上で言えば「年に一度、外側の既存窓が薄ら曇るかどうか?」ぐらいで水滴が垂れるような結露は内窓設置後一度もありません)
#「換気と内窓」が費用対効果大
これらで必須工事の項目をクリアしておけば、他の工事も補助金が貰えます。
以下一例です。
キッチンセットの交換を伴う対面化改修工事 91,000円/戸
浴室乾燥暖房器の設置 23,000円/戸
空気清浄機能・換気機能付きエアコン 20,000円〜27,000円/台
(能力によって金額は変わるけど、特に高額機種じゃなくても貰える上に台数分貰えるのでオススメ)
潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)30,000円/戸
他にも色々とあるのですが、大体30−50万円くらいの補助金を頂く方が多いです。
申請はこの補助金に登録してる対象業者が(フロッグハウスも対象業者)が行います。
写真や納品書の提出など、めんどくさい事は多いのですが・・これらは代行して行っていましてこれに対して費用などは貰っていません。
これらは、工事内容を歪めてまで貰いに行くほどではありませんが・・
「行き掛けの駄賃に、やりたい工事に該当するなら貰っておきましょうよ」っという感じです。
ただ、注意しておかないと行けないのが「補助金の枠」でして、満額に達すれば突然終了します。
なので、毎年締め切り前は上記の棒グラフを見ながらヤキモキします。
#これもそろそろ年中行事に
ある程度の要件を踏めば事前申請も出来ますし、ここ3年は毎年継続してるので取りっぱぐれた事は無いですが「補助金貰えますからやりましょう!」とは言い切れません。
補助金は申請後3ヶ月前後でフロッグハウスに振り込まれますので、振込確認後に施主さんに返金させて頂くカタチを取っています。
なので、フロッグハウスで補助金受給を補償出来るものではないので悪しからず・・
#申請代行だけでもまぁまぁ大変
#その上、リスクまで背負えまへん
また、これとは別で併用可能な補助金を行政も出しています。
【神戸市 住みかえーる神戸】
https://www.city.kobe.lg.jp/a01110/kurashi/sumai/jutaku/information/shinkonportal/
神戸の団地に住み替えたり、親世帯と近居・同居したりした場合に補助金が出ます。
ちなみに近居の方は新耐震の基準がありますが、「階段室型団地(いわゆる普通の思い浮かぶ団地のカタチ)」は旧耐震でも補助対象となります。
【芦屋市 芦屋市空き家活用支援事業】
https://www.city.ashiya.lg.jp/juutaku/documents/akiyapamphlet.pdf
「夫婦の合計年齢が80歳未満」か「18歳未満の子供」がいれば該当となります。
例えば、700万円のリノベをマンションで行えば、「夫婦の合計年齢が80歳未満か18歳未満の子供がいる」状態であれば100万円、そうでない場合でも65万円の補助金が貰えます。
#「良質な住宅を次世代に継承する」事を、芦屋市として掲げている。
https://www.city.ashiya.lg.jp/juutaku/akiyakatuyousienjigyouhojyo.html
どんな補助金も予算が尽きれば突然に終わってしまうので、「完全にアテにする」のは危険ですが・・
貰えるモノは貰いたいですよね〜
住宅省エネキャンペーン2025は、HPに予算消化率を毎日更新していますのでご確認頂ければ幸いです。