イベント報告「団地の空き家予防講座in明舞団地」

3月9日に明舞で開催されたイベントの報告ブログです!

神戸市のすまいるネットさんからのご依頼で登壇した今回のイベント。

日々の現場・ご相談に追われながらの資料作成で・・

完成したのがイベント前日。

そして、それらの資料を流して読み上げたところ40分の講演依頼に対して100分近く掛かると判明したのが当日の朝6時。

#パッション込めて資料を作り過ぎた

そんなドタバタの報告ブログです。

 

 

場所は松が丘の大ホールで開催。

まず最初に、神戸市の方から明舞団地の状況についてお話がありました。

 

神戸市でも空き家率はジリジリと上がって来ています。

これは日本中で抱えてる問題で神戸市だけ殊更高い訳ではありません。

いわゆる明舞団地の高齢化率は40%超え。

これは神戸市や日本の平均よりは少し高い数値です。

ただ、10年後は日本全体でもの高齢化率が35%に達するそうです。

80歳以上の方でも、「家を今後どうするか?」決めていない事実も・・

子供に譲ると言う回答も25%ありますが、譲られる子供と話してるのか?疑問は残ります。

 

 

続きまして、司法書士ファイナンシャルプランナーの小澤さんから相続の登記の義務化お話がありました。

2024年より相続の登記が義務化されて罰則規定も出来ました。

これは相続に絡む空き家問題に、国が本腰を入れて来たという背景があります。

また中古マンション新築価格5000万円を超えて来た中で年収600万円の35歳夫婦でお子さん(5歳)で専業主婦の場合、住宅ローンで借りられる上限は2500万円だそうです。

また、共働きの場合でも4000万円らしく「住宅を取得したい層が取得できない」現象が起きてるそうです。

 

続きまして、清水の番です。

こうした人前で話すのは本当に苦手。今回は何かを変えたいという一心でメガネを掛けてみました。

#視力は常に1.5   #溺れる清水はメガネを掴む

 

今回、お伝え前に決めていた事は1点。

「リノベを楽しんでる方の事例や、空き家が改善された事例をたくさんお伝えする」事。

人前で話すのが苦手な自分が、聴衆を惹きつけて考え方や行動を変えるのようなお話をするのは無理かなと・・

結局はそれぞれが考えて、それぞれの結論を出して貰うしかないと思っています。

特に団地においては、戸建ての放置空き家と違って台風や倒壊でご近所に迷惑を掛ける可能性は少なく「管理費さえ払っていれば迷惑は掛けていない」と言う考え方に傾き勝ちです。

その上で目の前の物理的(片づけ 荷物)、心理的(思い出・思い入れ)の障害から逃れられるなら、「空き家サブスク」に課金し続ける選択を取る方も多いと感じています。

#でもそのサブスクは「何も産まない 何もくれない」 #そんなサブスクは「誰も欲しがらない」

 

メガネを掛けたら急に話せるようになる訳もなく、今回も後で映像を見返すと伝えたい所も飛ばしてるし、主語も省略しがちでした。

(人前で話す時はフワフワして「ご存知の通り」と言う前提で話してしまう。#講師として致命的弱点 )

 

でも、今回の会を通じて一人でも、一件でも実際に行動に移してくれれば嬉しく思います。

その上で「空き家をマーケットに出してくれる人」が多くなって、「それを買ってリノベする人」が増えれば幸いです。

 

フロッグハウスは「地域で眠ってる資源を再生して新しい風を起こす」と言う理念の元に創業して現在14期目となりました。

「地域で眠ってる資源」の代表格は「空き家」。

「地域で眠ってる資源」を使う人と、新しい風を起こして行ければ!との想いは創業時から変わりません。

資料をまとめながら「二人しかいない会社にしちゃ手数多いな!」と一人ツッコんだりもしましたが・・

色々蒔いてる種や伏線も、こらからしっかり回収して行きたいと思っています。

(2024年にファンドと組んで行った狩口台団地リノベも売却出来たので、それらのお話もまたの機会に・・)

今回の講演会は録画OKだったのでYouTubeでアッしました。

(もう一本は、講演中に紹介した狩口台団地リノベの密着取材です)

 

もし、ご興味ある方は是非ご覧ください!

 

2025年 3月9日 「団地の空き家予防講座 in 明舞」

 

 

 

 

2023年5月30日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より

「まるで魔法・・団地リノベのプロが大改造」