お施主さんの家にお招き頂いた時のハナシ

明石市のマンションで完成後に「リノベの打ち上げ」にお招き頂きました!

 

こちらは明石市で海が目の前にあるマンション。

#シーサイドシリーズと勝手に呼んでいる塩屋〜明石の海沿いマンション群の一つ

2024年の2月頃に購入前からのご相談でした。

購入前の不安事項や検討事項を洗い出して、フロッグハウスと設計・着手契約を頂いたのが3月下旬。

見積もり・プランを固めて実際の工事請負契約を結んだのが7月で工事着工は8月。

お引き渡しは11月下旬。初めてメールを頂いた日から約一年後の日に「リノベプロジェクトの打ち上げ」にお招き頂きました。

↑上の写真と同じアングルの約一年前の写真がこちら

以前はキッチンが奥まった場所にありました。

#アクセントクロスだけ貼って「リノベ済みマンション」という手法?

#拝啓不動産屋様 どうか余計な事しないでそのまま売り出してください。

#壊したり剥がしたり忍びない

 

清水が魚の棚の酒屋さん「田中屋」で買って行ったお酒が、偶然施主さんのご実家のすぐそばの酒蔵だったという奇跡もありながら・・

手巻き寿司をご馳走になりました。

フロッグハウスからは物件担当の笹倉と私、現場を担当してくれた大工さんも参加。

工事やリノベの計画時の思い出話に花を咲かせました。

 

特に印象的だったのは設計・見積着手金のハナシ。

フロッグハウスでは2023年頃から、見積やプラン作成に10万円の着手金を頂くようになりました。

こちらは、最終的には工事の設計料と相殺させて頂くのですがもし、工事に至らないのであれば私達の人件費に充当させて頂いています。

 

今回、お酒のチカラも借りながら施主さんにこの「設計着手金」についてお話をお聞きしたところ・・

「全然良かった。むしろこれ程の労力を掛けているプランや見積もりががタダで出てくる方がどうかと思った」とのお話でした。

実際のところ、見積もりに「資材」等の有形のモノは掛からないので実際に消費するのは僕らの「時間」のみです。

ただ、見積を書くにも現地と図面を調査の上で「できる事、できない事」を選別の上で進める必要性がありまして、僕らも結構な時間を要します。

また、商品を選別したりプレゼンシートを作ったりするので「フロッグハウスの依頼により職人さん・材料屋さん・メーカーに一度現場を見に行って貰う」場合も生じたりもします。

時間や信用は資材の様にカタチでは見えませんが、僕等のような小さな工務店では一番大切な資源である事もまた事実です。

「ここに敬意を払って頂ける方と仕事をしたい」と思うに至り、着手契約(10万円)のステップを挟ませて頂きました。

 

勿論施主さんサイドからすれば「よく解らない事や初めての事なので、色んなところから話を聞いてみたい」という気持ちは理解出来ます。

なので、「この間取りの場合、ここまでやったら600−700万円くらい」「断熱プラスで100万円くらい。補助金は50万円くらい貰えそう」とか・・

以前施工した経験則に基づいての話は解る範囲で変わらず無料にて承っています。

また、可能な限り「施工事例と金額」はHPに掲載させて頂いています。

ですが、詳細見積や、図面・プランの作成は「着手契約後」とさせて頂くに至りました。

この話はまた別で詳しく話すとして・・

「全然良かった。むしろこれ程の労力を掛けているプランや見積もりがタダで出てくる方がどうかと思った」という施主さんの言葉を聞いて、「やって来たことは間違ってなかった!」と勇気付けられた思いでした。

「物件探してる時の話」「解体したら配管が逆勾配だった」「明石での暮らしの事」etc.・・楽しい時間を過ごさせて頂きましている間に、あっという間に深夜に。

「一年前の空き家だった場所が、こんな居心地良い場所に変わってる事」に相も変わらず嬉しく思いながら・・

たくさんお話して酔っ払わせて頂きました(笑。

帰りのタクシーの車内で大工さんが「喜んでくれてたなぁ。こんな仕事、続けて行きたいな。」とボソッと言ってくれたのも僕的にツボでした。

毎回、職人さんのチーム編成は変わりますし、物件も、施主さんも、予算も、設定条件も違いますが・・

こうした流れの中で、お仕事が出来る状況を改めて幸せだと感じる夜でした!