研修旅行記 巴里郊外編

研修旅行記 巴里郊外編(12月27~29日)


パリは街中どこを歩いてもまるで博物館の様でしたが、一度郊外に足を向けると・・

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印象はがらりと変わります。
途端に人種も多様になり、物価も少し安い感じがします。
日本で言う「団地」の様な建物もありました。

郊外のスラム化の現実を垣間見たような気がしました。

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続いて翌日はもう少し足を延ばして、人口500人の小さな村にやってきました。
「何も無い小さな村だ」とは聞いていましたが、本当に何もありません。

フランスは農業大国と聞いてましたが、なるほど!

平地が日本より圧倒的に広い
これに比べると日本の農地は山間を縫うようにして行われていると感じます。

もし自由貿易協定とか結んじゃったら、コスト面で絶対に勝てそうもない


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そして今夜のお宿はご夫婦とイケメン三兄弟のさんご一家です。
今回は食事付きで「プチホームステイ」の様な感じです。

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欧州ではこうした空き部屋を旅行者や短期滞在者に貸したりするのが良く見られます。
僕も何度か利用した事がありますがその土地の生活や風習が間近に見えて面白い

妻はイケメン三兄弟が食事の後片付けを分担してテキパキ動く姿をみてしきりに感心してました。

当て付けかしら

貸す方にしても、小遣い稼ぎにもなるし・・子ども達も色んな文化に触れる良い機会になりそう

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こちらのお宅は築120年越えだそうです。
地下には御主人ご自慢のワインセラーがありました。

地下室は最初からあったそうですが、庭には御主人お手製のブランコやルーフ付のテラスがあったりと、リフォームを楽しんでいるご様子

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こちらはピザ窯。

こちらのお家に対する姿勢は、木と石の文化・地震の有無の違いを差し引いても日本と大きく違うように感じました。

「築○年」が表すように、新しい事が何よりも重要視されて評価の基準となる日本と違い、こちらは自分達の用途や目的に合わせて少しづつ手を加えていきます。

またその使用方法も、最後まで「一家の城」として使う日本に対し、子ども達が巣立った部屋を学生や旅行者に貸したりと、使い方も柔軟です。

「人も家も上手に歳を重ねて行く」っという印象を受けました。

こうしたスタイルは今後日本でも提案していきたいと思います!

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そして翌日は再びパリ郊外へ。

10月に姫路の山奥の古民家の再生相談の席に,たまたま仕事で来日してゲストハウスに泊まっていたのが縁で飛び入り参加していたfrancois氏と待ち合わせ。

「12月頃にパリに行くかも?」っというと「自分もそれぐらいの時期にパリにいるから連絡して来い!」と言われてたのでメールしたらフランス料理おごって貰っちゃった

豚足の煮込みが絶品でした。
フランス料理に豚足ってちょっと意外

ワインが少しまわった所で、「東電事故以来、ヨーロッパの人達の日本に対する印象は変わったか?」という質問をぶつけたところ・・

俺はあまり気にしないが・・っと言いにくそうに

・日本の食品・製品は売上がガタ落ちだ。
・「なぜ汚染された日本に行くんだ!」っと何人もの人に止められた。
・一度付いイメージは払拭するのは困難だ。とにかく長い闘いになる

との事でした。
もっと聞きたい事、伝えたい事もあったのですが、ボキャブラリーの少なさを痛感しました。

来年は英語の勉強をもっとしよう!