2017年2月 神戸新聞
「自由な発想で団地をリノベ」に掲載されました。
ニュータウンとして開発された神戸市須磨区の「高倉台団地」で25日、改修工事(リノベーション)による暮らしの魅力的を伝える催し「団地カエルin高倉台」があった。DIYを活用した家族の部屋が公開された。
高倉台地区は、1973年のまち開きから40年以上がたち、現在の人口はピーク時の7割以下。若い世代の呼び込みにつなげようと、神戸すまいまちづくり公社やリノベーション設計・施工会社「フロッグハウス」(明石市)などが企画した。
公開されたのは、中原秀章さん(41)、あずささん(41)夫婦が暮らす団地の一室。壁を解体して5部屋を3部屋にし、床の張り替えや塗装などが施されている。空き部屋も同時に解放し、改修前後の違いが分かるようにした。
団地に引っ越していたばかりの光岡純輝さん(30)、満美さん(31)夫婦は「同じ間取りだったはずなのに、まるで違う」と驚いた様子。「大規模な改修は難しいが、ペンキで雰囲気を明るくしてみたい」と話しした。
あずささんが見学者に改修のこつなどを説明するワークショップも開催。「団地は間取りが単純なので、自由な発想で改修することができる」と話した。
イベントは同団地で3月以降も開催し、団地不動産に詳しい専門家による講演や、DIY体験などが予定されている。