【3月9日開催】団地の空き家予防講座 in明舞団地
神戸市のすまいるネットさんのイベントに登壇します!
こちらのイベントでは、フロッグハウスが行うのは「団地リノベの事例紹介」。
今までやって来た団地リノベのBefore Afterを見て頂いて団地リノベの魅力や可能性を感じて頂ければと思います。
#資料は今から作る
タイトルは「団地の空き家予防講座」。
難しいタイトルですが、単に「
事例はタイトルに合わせて団地リノベが主になるかとは思いますが・・
「おばあちゃんの家が余ってるし、リノベという選択肢も一つの手段かも?」っと思い出したぐらいの方にもお気軽にご参加頂ければと思います。
エリアも団地所有者や神戸市・明石市在住の方に限らず、他府県の方もOKとお聞きしています。
一杯になれば神戸市民優先だそうですが、現時点その心配も無さそうなのでお気軽にお越し頂ければ幸いです。
団地の空き家化・高齢化が殊更に問題視されることが多いですが・・
現場で日々団地リノベに相対する立場としては、ニュータウンの高齢化はそんなに問題でもないかなぁ?っと思い出しています。
#活発な高齢者コミュニテーがある
こちらはまた別で詳しく書くことにしますが、今回は「空き家予防講座」なので「空き家問題」について。
「空き家」には二つのパターンがありまして、「所有者が使わなくなったから売りに出してる空き家」と「所有者が使わなくなった(亡くなった、施設に入った)けど何となくそのままにしてる空き家」。
前者については、次の住む人に継がれるのは「後はマッチングの問題」なので何も問題ではありませんが、問題は後者。
「家財などが満載で住んでいたまま」の状況で、ただひたすら誰の目に触れる事もなく放置されています。
こと明舞団地で言いますと、日々現場に出ながら肌感的に実際に多く出てるのは後者です。
(工事挨拶などのチラシをポスティングしてる時に、ホームズなどの不動産ポータルサイトに載っていないのに「明らかに空き家」である家がある)
例えばフロッグハウスには「狩口台住宅でいいお家が出たら買いたい」というお客さんが、この1年は常に2−3組居られます。
#施工事例が多いので話は早い #この2−3年で増えた
それぞれに階数やエリア(南北に長い団地なので、駅に近い南側が人気)、眺望(5階や西側は海や橋が見える部屋もある)、価格(賃貸経営を考えてる方はここを重視)を見定めなら買ったり、待たれたりしています。
そうしたニーズを感じてる僕らにすれば、「使わないなら是非、売却か賃貸に出して欲しい」と思うのですがそうも行かないのが空き家の難しいところで・・
理由は下記の様な感じ。
① 家財を片付けるのが「物理的に面倒」
「捨てる」「処分する」という事にはまず、処分代が掛かります。
それに加えて団地の階段を登り降りしながらにする行為は「中々にめんどくさい」
どこに頼んでも良いか解らないし、家財の山を見たら萎える。
②心理的な面倒
自分が育った思い出や、両親が使っていた物を処分するのが忍びない。
日本人特有のメンタル(モノに魂が宿るとか)かと想像したりもするのですが、家を売る・家財を処分するという行為は「思い出も処分する」行為にも似ていて・・兎に角忍びない。
③これらに加えて、利害関係者が一人ではない。
例えば両親の持ち家(空き家)であれば、子供が3人いれば3人共に意見や家に対する思い入れに温度差があり・・
#自分が育った家を知らない人が過ごすのは耐え難いと真剣に話す人もいた
誰か一人でも「コンテナ倉庫」の様な使い方で荷物を置き始め出すと、もう始末におけないというのが実情かと思います。
「もしかしたらあの子(東京とかで就職していて客観的に見ると絶対戻ってこない)が帰ってくるかもしれない」とかそういう淡い期待を抱きながら「何も生み出さない空き家サブスク(管理費+固定資産税)」に年間20ー30万円払い続けています。
「空き家は何も生み出さない」。
管理費は掛かるし、家も痛むし、それこそ地域も空洞化するし何も良いことがない。
そんな事はわざわざセミナーで僕が高説垂れなくても空き家所有者の皆さんは百も承知で、前述した目の前の物理的・心理的ハードルの苦痛に比べたら「今月も管理費を払って問題の先送り」をしてるケースを散見します。
空き家の放置は誰が見ても「非合理な選択」な訳ですが、当事者にとっては「合理的な判断(目の前の苦痛からの逃避)」による問題の先送りというのが「空き家問題」の難しいところかと思っています。
そんな根深い「空き家問題」の心理的ハードルの問題解決にアプローチしてるのが写真家の藤田温(フジタ アツシ)さん。
フロッグハウスの施工完了やワークショップの写真撮影もして頂いてる方で、いつもお世話になっています。
彼の提供するサービスは「キオクノキロク」。
思い出の詰まった風景や暮らしていた面影、家族の風景などを「家の売却や遺品整理のタイミングで撮影して記録に残す」というサービスです。
「気の乗らない、片付け・捨てる」という作業の前に、「まずは写真で記録に残す」という事を提案する藤田温さん。
実際、このサービスを通して家族全員が「空き家問題の一歩目」を踏み出しやすくなるそうです。
撮影した写真は、本にしてお渡しするのが彼のスタイルなのですが・・
どの写真も住民さんの生前の面影が浮かんで来るような・・
表現が適切かは解りませんが「とにかく生々しい」。
僕らも現地調査で家の気配や空気感を感じることは多々あるのですが・・写真にすると殊更に「生々しい」。
#彼のレンズを通すと殊更に増幅 #ショートのドミュメンタリーを見た気分#モノに魂が宿るという日本人的なメンタル?
#スピリチュアルな話ではない
彼の写真を見ると、「家財や家を処分する前に、一旦一堂に介して記録に残す」というのはとても意義がある儀式のように感じています。
「七五三で写真を撮るのがスタンダードな様に、家仕舞いも写真で残した方が良い」と言うんのが藤田さんの考え。
「キオクノキロク」は現在写真展を開催中ですので、ご興味ある方は是非覗いてみてください!
【場所】
錦城コミュニティセンター
明石市上ノ丸3丁目1-11(錦城中学校敷地内)
【最寄りバス停】
明石駅発、明舞団地行き(80)「上ノ丸3丁目」下車
【期間】
1月15日〜2月28日 9:00〜17:00(月曜日休館)
話は逸れましたが、3月9日のイベント開催後には、申し込み制にはなりますが徒歩5分のリノベーション済み住戸(狩口台住宅)をご案内も可能です。
【日時】 3月9日 12時15分〜13時
【場所】 垂水区狩口台4丁目 25号棟
【申込先】 株式会社 フロッグハウス TEL 078-798-7955 mail: info@froghouse.top
色々書きましたが、3月9日の「団地の空き家予防講座」では難しい話は一旦後にして・・
リノベ事例の費用対効果(予算感)やビフォーアフター、賃貸・団地購入者の事例をひたすら紹介したいと思っています。
団地リノベの可能性やオモシロさを感じて頂ければ幸いです〜!
2025年3月9日(日) 10:00~12:00
(受付 9:45~) |
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場 所 | 松が丘ビル 3階大会議室 (明石市松が丘2丁目3-7) ※JR神戸線「朝霧」駅よりバス4分 「明舞センター」バス停下車 |
講 師 | ・(株)フロッグハウス 代表取締役 清水 大介 氏 ・(一社)FP税務・社会保険制度研究会 理事 小澤 昭彦 氏 |
対象者 | 分譲団地所有者 (明舞地域以外の方も、所有者でない方もご参加いただけます。) |
主な内容 | ・明舞地域における団地のリノベーション事例 ・住まいとライフプランの立て方 |
参加費 | 無料 |
申 込 | 下記の申込フォーム、電話、またはFAXから 電話:078-647-9901(水・日・祝を除く10:00~17:00) FAX:078-647-9912 ※お申込みと同時に予約完了となります。 あらためて参加可否のご連絡はいたしません。 ※電話またはFAXでお申込みの際は、「タイトル、お名前、住所、電話番号、参加人数」をお伝えください。 ※後日配信も実施しますので、ご希望の場合はその旨お伝えください。 ※3月6日(木)17:00締切 |
申し込みサイトURL
https://www.smilenet.kobe-rma.or.jp/event/entry/?post_id=16044