【OPEN HOUSE】団地カエルin明舞団地

管理組合と2年程協議を行い、従来の規約を超えた内容で「テストケース」として改装を行いました。5月14日にオープンハウス内覧会を行います!

 

【物件概要】

・築55年(1968年建築)

・3LDK(メゾネットタイプ)

・57平米

【ビフォー 間取り】

https://froghouse.theta360.biz/t/df0976b8-1fd5-11ec-a2db-0ac78d0bad4f-1

THETA内覧ツアー(図面の赤丸の場所をクリックすると、その場所に立ったように360度見渡せます)

こちらはフロッグハウスが50万円で購入した明舞団地のメゾネットタイプを様々な角度から検証しました。
結果「現行の規約の枠内では、やれる事は限られてる」っという結論に至り、2年ほどかけて管理組合と話し合いを持ちました。
前例のない事をやろうとすると、必ずネガティブな意見も出てくるのですが・・
「このまま何もしない事で高齢化・空室化して行く事が一番のリスク」という想いは徐々に共有出来るようになりまして、理事会承認の「テストケース」として工事の許可を頂きました。
【縦管分岐】
こちらはマンションの縦管からの分岐と給水・給湯管のスラブ貫通です。
マンションリフォームマネージャーの試験でこれをOKとすれば、答えはバツです。
ですが、今回は下記の条件で理事会承認の許可を頂きました。
・分岐に関しての工事部分は、今後の配管洗浄・やり替え等もあるのでマンション管理組合指定工事会社が行う。
・工事に関しての報告書を提出し、その結果や効果は共有の上で検証する。
住民サイドでも、「2Fにトイレが欲しい」「階段の上り下りがしんどいので1Fで生活スペースを集約したい」という声もあるらしく、それらの要望を叶えられるかもしれないという期待を込めた「テストケースとしての許可」でした。
工事に際して、給排水の配管系統は一新しました。
【左官レベル調整】
既存の床の水平レベルが悪かったので左官調整工事を行いました。
【断熱工事】
約40年前にこの団地に住んでいたのですが、「北側の部屋は寒い」というのは子供ながらに記憶にありました。
北側だけではなく外壁に面した部分は断熱工事を行い、窓には内窓を設置しました。
【ビールストーン天板キッチン】
キッチンは造作で作りまして、天板はビールストーンと呼ばれる素材です。
様々な骨材を入れて左官屋さんが磨き上げてオリジナルの天板を作ることが出来まして、自分達の好きな石やガラスも入れられます。今回は工房で加工したものを搬入しましたが現地施工も可能です。
団地やマンションなどの集合住宅では、階段も狭くエレベーターも限りがあるので大きなキッチンは既製品だと入れられなかったり、レッカーを呼んだりしなくてはいけませんでしたが・・
造作であれば思いのままのキッチンを作れます。今回はそのレパートリーが一つ増えました!
【輻射熱パネル】
エアコンの冷媒を有効利用した輻射熱パネルを階段吹き抜けの上下に設置。
夏は2Fのエアコンを使い、冬は1Fのエアコンを使って空気の循環により家全体の空調をコントロールする計画にしました。
輻射熱パネル自体は電気を使わないエコ商品です。
メーカーHP ecowinこちらから・・
【トイレが広くなりました】
トイレは大きな男の人が座ると「膝が前の壁に当たるのでは?」っというくらい狭かったのですがトイレを後ろにずらす事が出来ました。
こればかりは初期設計のミスとしか思えず、フロッグハウスでは「明舞団地50年の呪縛」と呼んで幾度となくトライして来たトイレがついに広くなりました!
【壁掛けの給湯器】
明舞団地建築当初はバランス釜と呼ばれる給湯器を使っていました。
こちらは水を入れて、お湯を沸かすスタイルでうっかり忘れると煮えたぎる危険性がありまして・・子供の頃はよく、「沸かしすぎたお風呂」に入っていました。
(お陰で熱い風呂も余裕で入れるようになりました)
時代と共に徐々に「パックイン型給湯器」と呼ばれる給湯器に変わってきていましたが、こちらの給湯器はややお値段も高いのが難点。ただ、普及品でお値段も安い壁掛けの給湯器を付けると前面のパネルを廊下側に迫り出さなくてはいけませんでした。
(なので管理組合としては許可してなかったのですが、実際には野放し状態)
今回「こうすれば廊下に迫り出さずに、壁掛けの給湯器を設置できますよ」プランが出来ました!
【水廻りシャッフル】
ユニットバスが入らないのが懸念事項でしたが、以前キッチンがあった場所にユニットバスを設置。洗面も位置を変えて、元々お風呂のあった場所は洗濯機置き場を設置しました。
全体的にも見た目だけでなく、住環境・住宅性能も新築に遜色ないレベルまでアップグレード。
あれもやりたい、これもやりたい!っと盛込みましたところ、資材の高騰もまともに受けまして金額的には当初予算オーバーの工事費750万円(設計料10%施工管理費10%含む)まで膨らんでしまいました・・
不動産屋さんなど「売却の価格から逆算」して工事費を割り出す様なプロから見れば「やっちまったレベル」かと自覚しています(笑
ただ、僕らは再販業者ではないので思い切り振り切りました。
結果は皆さんの目でご確認頂ければ幸いです!
オープンハウスは5月14日と27日を予定していまして、14日は予約不要ですが27日は要予約とさせて頂いています。
【住所】 明石市松ヶ丘1丁目4-19 松が丘住宅19号棟213号室
【日時】 5月14日 10時から15時(27日は要予約)
※来客用駐車場は限りがありますので、バスか近隣コインパーキングをご使用ください。
【問合せ】
メール info@froghouse.top
TEL       078−798−7955
当日携帯電話 090−6667−5599 (清水)
5月27日 内覧予約こちらから・・