2018年10月 朝日新聞掲載「団地復活リノベが鍵」

froghouse/ 11月 8, 2018/ Media, top

明舞リノベ学校の様子が朝日新聞で掲載されました!

「団地復活 リノベが鍵」

神戸市垂水区と明石市にまたがる明舞団地で、老朽化や使い勝手の悪い古い間取りなど、課題のある空き家をリノベーション(大規模改修)する方法を学ぶ「明舞リノベ学校」が14日、始まった。リノベーションやDIY(日曜大工)に関心のある会社員や主婦ら20~60代の男女12人が参加した。

1964年に入居が始まった明舞団地は県内有数のニュータウンの一つ。街開きから半世紀以上が経ち、高齢化や住民の減少に直面している。

県によると、今年4月時点の高齢化率は41.7%で、神戸市全体(27.5%)、明石市全体(25.8%)より高い。人口は約2万人と、最も多かった75年の約54%まで減った。

リノベ学校は、明舞団地をオールドニュータウンの再生モデルとして位置づける県と県住宅供給公社が、新たな転入者による活性化などを狙って初めて企画した。

この日は、講師の住宅設計施工会社「フロッグハウス」(明石市)社長の清水大介さん(41)が、県内で手がけた団地や戸建て住宅のリノベーション事例を紹介。「水回りや扉のパーツに好みの品をインターネットで探したり、子どもと一緒に壁にペンキを塗ったりして手を加えると愛着がわく」と話した。

清水さんは明舞団地で育った。団地内で複数の空き家の改修を手がけており、自らも最近、約50万で部屋を購入したという。

団地内にはマンションや県営住宅、戸建て住宅など賃貸・分譲の計約1万1千戸がある。リノベ学校では5階建てのマンションの2、3階部分がメゾネット型になっている部屋(約60平方メートル)を教材に、来春まで計4回に分け、改修プランやリノベーションにかかるお金の問題などを学ぶ。

参加者たちは「階段下は収納にできますか」と尋ね、「この壁は抜いた方がいいね」と話し合っていた。清水さんは「古い団地は脱衣所がなかったり、洗濯機が室内に置けなかったりと課題は多いが、リノベ次第で解決できる。何より100万円や200万円台でも買えるのが魅力」と説明した。

県公営住宅課の加納恵子・団地再生参事は「空き家や高齢化の問題は明舞団地だけの問題ではない。いまの住まいを改修してより長く住んでもらったり、中古住宅の利活用を促したりして、オールドニュータウンを再生する第一歩にしたい」と話す。(川田惇史)