鶴甲ハウス2017年 4月

froghouse/ 4月 23, 2017/ top, 代表ブログ/ 0 comments

春になり、団地リノベーション型シェア・ルームの鶴甲ハウスの入居者メンバーが入れ替わりました。代表ブログ、今度は真面目に書きます。

こちらの物件は、2015年にフロッグハウスが神戸すまいまちづくり公社のコンペで最優秀賞を受賞して実現化しました。既存は典型的な団地物件で、「古いけどきちんとメンテされてるなぁ~」っというのが第一印象。

古いのは気になりませんが、設備が安っぽくて画一的なのはちょっと・・

和室3部屋の典型的な団地物件のここでシェアハウスをしたいとの事。

でも壁は抜いちゃダメ・・

設計のササクラと来る日も来る日も頭を悩ませました。

(この頃、だいたい帰宅は深夜だった・・)

そしてある日、閃いた!(開き直った)。コンセプトは3つ。

1 古い部分は無理に新しくしない。

無理に新しくするとどうしてもちぐはぐ感が出る。ポイントを絞ってアクセントでタイルやレトロ調の水栓等を使い、古いモノと新しいモノ(改装部分)の融合を図る。(改装予算が400万でどうしても既存で使える部分は使わざるを得ない事情もあった・・)

2 5人以上のコミュニティーを作る。

この話を頂戴する事から遡る事3年前、明舞団地でシェアハウスを始めました。こちらは1住戸3人がMAXのシェアハウスだったので、どうしてもシェアハウスとしての賑わいは少ない・・。なので最低5人以上のコミュニティーを作りたかった。その5人が自然に集えるスペースを作る!

3 地域のプレイヤーを巻き込んでやる。

今回の舞台となった鶴甲団地は神戸市灘区に位置する六甲山の中腹。周辺には山頂へのロープウエーと鶴甲団地、それに神戸大学くらいしかありませんでした。必然的に、ターゲットは神戸大学の学生となり、それなら一緒にやるしかない!(あわよくば、宣伝となるかもしれん!)

1については、この頃は他でも団地の改装ばっかりやってたので、手応えやノウハウみたいなのが蓄積されていた。IKEAやネットを駆使してリーズナブルで、団地でも融合しそうなレトロ調のモノを仕入れました。

(後にササクラは「あんなに行くのが楽しかったIKEAが、今は仕入れとしか思わなくなった」と呟く様になる。あちこちでやった事例や素材を盛り込んだので「1学期の期末試験みたいな現場やなぁ~」っと話してました。)

2については隣あった2住戸のバルコニーの隔壁を取っ払ってウッドデッキで繋ぐことにしました。

バルコニー側は結構な余剰スペースがあったので、これで2住戸(6部屋)を繋げば何とかシェアハウスになるのではないかと。

3については神戸すまいまちづくり公社さんが神戸大学と良好な関係を築いていてくれたお蔭ですんなりと入り込めました。建築学科の学生さんだったので、ワークショップの呼びかけにも興味津々の様で応じてくれました。

そして着工。

大工さんの指導の元に、学生さんも工事に参加。

 

ウッドデッキなど、随所でワークショップに参加してくれました。

工具を使っての現場作業は貴重な様で・・

参加者は元より、楽しんでくれたご様子。

その後、フロッグハウスにもインターン生として来てくれたり、他のワークショップに参加してくれたりと色んなご縁になりました!

 

随所で職人さんのレクチャーも。どうしてもワークショップの写真が多いですが、大多数の工事は職人さんがやりますし、ワークショップでも要所は職人さんが担当。

昨年はワークショップの絵図が多過ぎて「フロッグハウスは何屋さんなんですか?」っと聞かれる事が多かったのですが「リノベーション再生提案を得意とする設計・施工のニュー工務店です」とお答えしています。

出来上がったのがこちら・・(現107号室リビング  元8畳和室)

個室部分は5部屋を確保。

現106号室 シェアキッチン(元8畳和室)

 

完成写真を撮った日は雪が降っていました。

そして1年が経過・・

入居者さんが入れ替わりまして、2017年4月は神戸大学の留学生計五名が入居しました。

入居者の方が自主的にパーティーをしたりとイイ感じで過ごされているそうで「おかげで楽しくやってます」とメールを頂きまして、感無量!

改修などのハード面は当初から自信ありでしたが、入居者のコミュニティーやマナー・ルールの形成などのソフト面は1年掛かりました。

鶴甲団地の4F、5Fではおこのみ賃貸で若い人も移り住んで来ています。

今後はこちらの住民さんも交えながらやって行ければオモシロいな・・

新しい団地のカタチが出来そうで、春からワクワクしております~

 

 

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