2016年1月 神戸新聞

「リノベーション住戸完成 鶴甲団地 神大生ら協力」に掲載されました


団地に若い世代を呼び込み、地域活性化に結び付けようと、神戸市灘区の鶴甲団地に、神戸すまいまちづくり公社がリノベーション(改修工事)を施した賃貸物件4戸が完成し、21日、関係者に公開された。2戸をつなげて広々

鶴甲団地の再生は、神戸すまいまちづくり公社が取り組み、神戸大大学院工学研究科が協力。公社が賃貸住宅として所有する鶴甲コーポ15号棟の4号で明石市の建築会社「フロッグハウス」が工事を担当した。

15号館は築47年で5階建てだが、エレベーターがないことなどから、40戸のうち8戸が空いている。

1階の3DK2戸のベランダにはウッドデッキを設置。ルームシェアを想定した計5LDKの間取りで、住人が集えるようなスペースを設けた。神戸大の留学生向けという。

3、4階の2戸は、旧来は3DKだったが、間仕切り壁を撤去することで広い今を確保した2LDKにした。ライフスタイルを踏まえ、3部屋あった和室h1部屋にとどめた。床材や壁などの改装も可能で色やデザインなどで細分化すると数百種類から洗濯できる。

学生は、団地住人にヒアリングし、住環境に加え近所づきあいなどの魅力をまとめた冊子など作成した。同研究科の財前美和さん(23)は「地域活動も活発。若い世代におすすめと」と話す。

15号館のモデルルーム2戸(4、5階)を含め、3、4階の2戸の入居者を23日から募集。複数の応募があった場合は抽選。